430MHz帯 のバックアップ(No.9)


特徴

FMモードでの運用が主流、ハンディ機やモービル機等、多くのトランシーバと簡易なアンテナで手軽に運用できる周波数です。

飛距離は主に見通し範囲内になり、物陰には弱いですが。しかし、山や建物に比較的反射しやすい特性もあり、意外な方向と通信できる事もしばしば。

異常伝搬については、電離層反射はまず起こりませんが、ラジオダクトと呼ばれる気象現象による長距離伝搬が起き、ハンディ機で出力1Wで数百キロ先と交信できたとの報告も稀にあります。

波長70cm程度と適度に短いため、自作アンテナで運用している方がよく見受けられます。

 

市販の機材が豊富で比較的安価なため利用者も多く入門バンドとされる反面、トラック,ダンプ運転手による悪用が非常に多く、業務連絡や低俗下劣な会話が日常的に飛び交い初心者に嫌な思いをさせる原因となっている。

 

433MHzはリージョン1(EU地方)ではISM帯に割り当てられており、タイヤ空気圧監視装置が輸入されトラック等で不法使用されしばしば謎のノイズ等の問題が起きている他、国際輸送コンテナのためのアクティブタグがISOで国際標準化され、アマチュア無線との干渉について総務省内で検討されています。一方、この割り当てを逆手に取り、EU向けの安価なデジタル無線モジュールをアマチュア無線に転用する新たな自作の動きも見られています。

 

注意事項

・デジタル呼び出し周波数433.300はJARLバンドプラン表に勝手に書いてあるだけで周知活動もされてないため通常のFM局がQSOしている事があるが、違法性はなく追い出してはならない。

・トラック,ダンプ運転手による悪用が非常に目立つ周波数であるが、交信した場合こちらも電波法違反になってしまうので何があっても絶対に交信してはいけない。

 

使用区分

周波数(MHz)区分詳細状況
430.00 - 430.10CW極稀に運用されている
430.10 - 430.70CW
狭帯域の電話,電信,画像
狭帯域データ(.50 - .70)
430.100 非常通信
430.470 SSTV
430.70 - 431.00VoIPWiRES, エコーリンク等が設置されている。

431.00 - 431.40広帯域データ431.02 ナビトラ 1200bps AFSK
431.04 APRS 1200bps AFSK
431.06 APRS 9600bps GMSK
431.08 ナビトラ 9600bps
AX.25パケット通信が主に運用されている。
2021年現在においてはAPRSが主流。

RBBS等もまだ運用している局がいる可能性がありますが存在を示す情報が全然なく実質絶滅していると思われます。
431.40 - 431.90広帯域の電話,電信,画像(仮) 431.50 D-STAR DV RS-MS1 テキストチャット
(仮) 431.52 D-STAR DV RS-MS1 画像
433.00周辺が混雑した時に溢れてくる。
呼び出し周波数から離れているので仲間内のクローズドなラグチューに使われる。
431.90 - 432.10EME
432.10 - 434.00広帯域の電話,電信,画像433.00 FM 呼び出し,非常通信
433.30 デジタル 呼び出し,非常通信
433.50 非常通信
呼び出し周波数433.00の周辺が主に使用されている。
433.00は無線局運用規則第二百五十八条の二の規定に基づくアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別の備考6により、アナログFM、FMCW、専用なので注意。
434.00 - 435.00レピータアップリンクFM, D-STAR
435.00 - 438.00衛星435.795 ふじ3号 CWテレメトリ
435.800-435.900 ふじ3号 トランスポンダ ダウンリンク
435.910 ふじ3号 デジタルテレメトリ
435.910 ふじ3号 デジトーカ
437.550 ISS パケット
437.800 ISS クロスバンドレピータ ダウンリンク
各国のアマチュア無線衛星が多数稼動している。
ISSからの信号は非常に強力でハンディ機+付属アンテナでも受信可能。

しかしトラック,ダンプ運転手の違法無線に妨害されがち。
438.00 - 439.00全電波形式(実験・研究用)438.01 DV DPRSシンプレックス
438.200 FM SSTV
・438.01のDPRSシンプレックス周波数は2009年に堂平山レピータに併設されたi-gate局に由来 https://www.fbnews.jp/201905/musennosekai/index2.html
・FM電話が溢れてくる事がよくある。
439.00 - 440.00レピータダウンリンクFM, D-STAR
 

CQ呼び出し手順

FMモード

1. 広帯域の電話区分内で、適当な空き周波数を探す。433.00MHz付近が良い。

2. [空き周波数]をしばらく聴取し何も聞こえない事を確認し、「この周波数混信妨害等ありませんか」と送信し、応答がない事を確認する。

2. 周波数を433.00MHzに設定し、「CQ CQ CQ こちらは [コールサイン]、[空き周波数]にてコールします。」と送信する。

4. アナウンスした[空き周波数]に戻し、「CQ CQ CQ こちらは [コールサイン] [フォネティックコールサイン] [コールサイン]、お聞きの局いましたらコールお願いします。」と送信する。

5. 受信していた局が応答してくるので、適当に話たり、RSレポートを送ったりする。

SSB/DSB/AMモード

主に使用されている周波数もしくはその付近でおもむろにCQ呼出をする。

明確な呼出周波数の設定はなく捕捉されるかどうかは運次第であるため、初回はフォネティックコードを丁寧に読み上げるなど長めのCQを誰かに発見されるまで何度も繰り返す場合がある。

FM呼び出し周波数で"FMモードで"SSBで待ってるとCQを出す。文句を言ってくる輩が湧く事があるらしいが法的に問題はない。

CWモード