144MHz帯
freeze
特徴
FMモードでの運用が主流、ハンディ機やモービル機等、多くのトランシーバと簡易なアンテナで手軽に運用できる周波数です。波長に由来するツーメーターという呼び方もあります。
飛距離は主に見通し範囲内になりますが物陰にもそこそこ強く、SSBモードなら山越え等見通し外通信もだいぶ楽にできる可能性があります。
異常伝搬については、初夏~夏頃にかけてスポラディックE層による電離層反射がしばしば起きます。また、ラジオダクトと呼ばれる気象現象による長距離伝搬が起き、ハンディ機で出力1Wで数百キロ先と交信できたとの報告も稀にあります。
波長2m程度と適度に短くトランシーバも豊富にあるため、自作アンテナで運用している方がよく見受けられます。
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市販の機材が豊富で比較的安価なため利用者も多く入門バンドとされる反面、トラック,ダンプ運転手による悪用が非常に多く、初心者に嫌な思いをさせる原因となっています。
CQ呼び出し手順
FMモード
1. 広帯域の電話区分内で、適当な空き周波数を探す。145.00MHz付近が良い。
2. [空き周波数]をしばらく聴取し何も聞こえない事を確認し、「この周波数混信妨害等ありませんか」と送信し、応答がない事を確認する。
2. 周波数を145.00MHzに設定し、「CQ CQ CQ こちらは [コールサイン]、[空き周波数]にてコールします。」と送信する。
4. アナウンスした[空き周波数]に戻し、「CQ CQ CQ こちらは [コールサイン] [フォネティックコールサイン] [コールサイン]、お聞きの局いましたらコールお願いします。」と送信する。
5. 受信していた局が応答してくるので、適当に話たり、RSレポートを送ったりする。
SSB/DSB/AMモード
CWモード
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注意事項
市販のトランシーバも多く手軽に使える反面、トラック,ダンプ運転手による不法/違法使用など悪用が非常に目立つ周波数であり、うっかり混信すると罵倒される事もしばしばあるが、無視して構わない。
また、消防団の周波数割り当てと近いため受令機の代用にされ、そのまま不法使用されているケースが多い。
違法局,不法局に文句を言いたくもなるが、非アマチュア局と交信した場合こちらが電波法違反になってしまうので関わってはいけない。
もし違法局,不法局を発見したら、通話内容から会社名や居場所を特定して、総合通信局へ80条報告の他、発注主や元請け会社、もしくは各地方のJARL都道府県支部の監査指導委員に連絡しましょう。