プロトコル - 文字,画像,データ

Last-modified: Mon, 10 May 2021 07:46:39 JST (1085d)
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文字, 画像, 動画, データ

ソフトウェア: 無印 Windows / Mac MacOS / And Adroid / iOS iPhone iPad / Linux Linux RaspberryPi

送信機: 〇 使用可能 △ 機能を活かせない,優位性がないが使用可能 × 使用不可能 ? 可能のはずだが実装が発見できず

 
種別プロトコル概要ソフトウェア速度エラー処理FMSSB専用装置開発
テキストRTTYRadio Teletype、ラジオテレタイプ
文字データのビット列を2値FSKでそのまま伝送する非常にシンプルなプロトコル。
世界の陸軍,海軍や外交官からインターポール(国際警察)まであらゆる機関で使用されている。
MMTTY45bps(60語/分)なし
テキストPSK31Phase Shift Keying 31baud
イギリスのアマチュア無線家が開発した方式。2値PSK変調を用いたRTTY。
文字コードにVaricodeと言う可変長コードを使用し効率化している。
MMVARI32bps(50語/分)なしイギリス
G3PLX
静止画SSTVSlow Scan TeleVision
画像を走査し、数秒~数分程度で伝送。
画像は白黒もしくはRGBやYCに分解し周波数に変換されるが、その方式は数十種類に及ぶ。
HF帯ではScottie1、国際宇宙ステーションではPD120が使われている模様。
多くの通信ソフトウェアは受信形式をヘッダや同期信号から自動判別するので気にする必要はない。
人工衛星や宇宙ステーションから送信される事がよくあり、FMトランシーバとスマホで手軽に受信可能。
MMSSTV数十秒~数分/1枚なし
静止画FAXFacsimile
JMH(気象庁 気象無線模写通報)のアマチュア無線版。気象FAX放送の受信趣味から、アマチュア無線で送信もやってみようとの試み。
ミニファクス~G2FAX時代に市販のFAX装置を改造して運用されていた模様。
G3FAX時代になると流用の困難?やPCによるSSTVの普及から衰退したと思われる。
2020年現在においても短波帯の気象放送が世界中で稼働している事から受信ソフトウェアは豊富。
FAXの規格自体は、G2までがアナログ、G3以降は4800bps以上のデジタルデータ通信。
Jvcom32(受信専用)
KG-FAX(受信専用)
HF Weather Fax(Android,受信専用)
WXSat(受信専用)
なし??日本?
JK1EWY?
テキストHellschreiberHell、Feld Hell、ヘルシュライバー
文字を7x7ドットで走査し、ASK(CW)やFSKで伝送。細長いFAX。原理的には縦7pxのあらゆる図形が伝送可能。
第二次世界大戦までドイツ軍で使用されていた。その後もニュース伝送等に利用されていた。
同期信号を持たず、プリンタで同じ受信信号を2行印刷する事でズレても読み取り可能な非常に独特な方式。
文字を画像化して送るため、目視判別できる限りのノイズ耐性を持つ。
IZ8BLY HELLSCHREIBER人力ドイツ 1929年
ルドルフ・ヘル
テキストOLIVIAOLIVIA MFSK、Olivia Multiple Frequency-Shift Keying
ノイズやマルチパスの多いHF帯で高感度に通信するために開発された方式。送信出力1Wで大陸間通信が可能。
ノイズレベルから-10dB以下でも受信可能、人間が信号を発見する事が困難なため専用周波数が定義されている。
7ビットASCII文字セットを使用している。
MixW2.5文字/秒2003
PawelJalocha
テキストContestiaOLIVIAの亜種。
OLIVIAの約2倍強の速度で通信できるが、堅牢性は劣る。
6ビット10進文字セットを使用する。
5文字/秒
テキストMFSKMultiple Frequency-Shift Keying
MFSK変調を用いたRTTY。高感度で安定した通信が可能。
MMVARI
テキストROS
テキストFSQFast Simple QSO2015年
テキストJT4
JT9
JT65
コールサインやレポート等を圧縮した定型文字列をCWより高感度に伝送可能。
小電力で長距離伝送
運用にはある程度の性能のパソコンが必要。
WSJT時刻同期アメリカ
K1JT
テキストFT4
FT8
JT65の改良版WSJT時刻同期アメリカ
K1JT
QRA64
テキストFSK144
MSK144
流星反射通信のために開発された。
同じデータを高速に繰り返し送信し、一瞬の反射でメッセージを送る。
WSJT時刻同期
テキストJS8
ISCAT
データ(定型)WSPRWeak Signal Propagation Reporter
伝搬状況を自動解析するためのプロトコル。
WSJT2008年
ECHO
データAX.25いわゆるパケット通信。FMトランシーバにモデムやPCを接続して運用する。
1200bpsは市販のFMトランシーバとPCの音声入出力を接続するだけで運用可能。
かつてはRBBS、メール、チャットや、DX情報を交換するパケットクラスター等多様な通信に使われたようである。
2000年代以降はナビトラやAPRSといったGPS追跡や気象観測センサーの通信に使われている。
PICやAVR使った制作例も多い。Arduino等で送受信するライブラリも存在する。
300bps(HF)
1200bps(VU)
9600bps(VU)
検知
データFX.25AX.25にエラー訂正機能を付加した改良版。AX.25と互換性があるらしい。1200bps
9600bps
訂正
データD-STAR DV音声用のD-STARトランシーバに実装されているデータ通信機能。
ハンディ機を含む全てのD-STARトランシーバに標準で実装されており、技適で免許されていれば変更不要ですぐ使用可能。
単純なシリアル通信透過動作であり、パソコンやスマホの他、ArduinoやRaspberryPiを接続して簡単に通信可能。
トランシーバに内蔵されたDPRS機能を有効にすると搭載GPSの位置情報が送出され、相手局の位置や距離を表示する事が可能。
一般的なシリアル端末
D-RATS
RS-MS1A (Android)
RS-MS1I (iOS)
1200bps
4800bps
なし××日本 2004年
JARL, ICOM
データD-STAR DD128kbpsのTCP/IP通信が可能。
ISDN並み、2010年代で表すと「速度制限されたモバイル回線並み」の速度で、インターネット時代に相応しい夢広がる実装。
しかし実際は少数の非常に高価な対応機種しか発売されておらず、誰も使っていない。
アプリケーション開発のために2台買う事も難しい。
128kbps××日本 2004年
JARL, ICOM
データ?C4FMC4FMトランシーバにもD-STARと同じくDATA端子がついている。××日本
YAESU
データLora××アメリカ
Semtech
M17
テキストCP16文字図形を走査しSDRトランシーバのウォーターフォールに直接描画する。人力中国
CRAC
動画FM ATV
AM ATV
アマチュアテレビジョン。NTSC,PAL映像信号を送出する。
AMは地上アナログ放送、FMは衛星アナログ放送と同じ方式、いずれも該当するテレビ用チューナーで復調可能。
初期はAM変調が使われていたようだが、末期はFM変調が主流だった模様。
帯域幅が必要なため1200MHz以上で運用可能。中国製の違法ワイヤレスカメラを流用するのが簡単。
アナログ放送チューナーのディスコンと共に衰退したが、2020年頃から競技用ドローンのカメラ装置として免許される事例が増えている。
テレビ規格に準拠××
動画DATVアマチュアテレビジョン
テレビ用のエンコード、デジタル変調を用いた動画伝送。
非常に複雑で自作は難しく、市販品の送信機は非常に高価なため運用局は極めて稀。
専用チップを組み合わせた外国製の製品を利用するか、Raspberry Pi + SDRでの自作例が若干ある。
テレビ規格に準拠××
PACTOR
AMTORAmateur Teleprinting Over Radio
WSQ
JTMS